40th Anniversary Tour SPECIAL ISSUE #4

ONSTAGE & BACKSTAGE REPORT

昨年9月から走り続けてきた40周年ツアーも、おかげさまで全61公演を終えることができました。各会場での笑顔とFFメンバーからの応援をパワーの源に、フミヤが全都道府県を走り抜けたツアーでした。
ツアー特集最終回となる今号では、東京国際フォーラム公演の写真を、オンステージ&バックステージからお届けします。

●2024.5.25、26 東京国際フォーラム

東京国際フォーラムならではのスケール感は魅力。「61歳にして61本。もうちょっとで終わります。今日と明日、盛り上がっていこうぜ!」の言葉に、ステージと観客が一体となった熱い空間が生まれます。とくにチェッカーズナンバーやRock ‘n’ Rollなダンスタイムでは、2階席はもちろん1階席でも揺れを感じるほど!

当初は最終公演に設定されていた東京国際フォーラムの2公演。一部公演延期の関係で、本州ラスト公演となりました。すでに他会場でライブをご覧いただいて、この日が見納めという方も多かったようです。
「最初は、今日が最終日だったんです。ねー。そう思って買ってくれたんでしょ?」フミヤの言葉に、笑いと拍手が起こります。「北海道あと2本、振替が残っています。その後、6月9日に武道館やるか!っていう話になって、武道館でやらせてもらいます。(拍手)でも、それが最終日って言われてもちょっと困るんですよね。(えーー?)いやいや、最終日だよ。でも全然違うんだもん。今これ普通にホールツアーじゃん。円形なんで360度だから全然違う。一回きりなんですけど、頑張ります!」間近に迫った武道館公演への期待が高まります。

「NEXT GENERATION」のハーモニカソロでは、ひと吹きしてキーが違うことに気付き、苦笑いするフミヤ。その後のMCでは、こんな展開に。
F:さっき……違うキーのハープを持ってしまった。吹いた瞬間、知らんぷりしときゃいいものを、真面目に取りに帰ったら間奏が終わってんの。
N:じゃ、今吹けばいいじゃん(笑)。(伴奏なしの)裸で吹いてみたら。
F:お前っ! さらっと流そうとしたのに。(会場からも催促の拍手)
N:じゃあ、俺がギター弾いちゃる。1、2……
F:せーの、1、2、3、4
弟の提案に不意を突かれた兄、カウントのタイミングが微妙に合わない様子に会場は大笑い。なんとかアコースティックギターからハープソロに入り、徐々に他の楽器も加わってソロを吹き直したのでした。
F:びっくりするよなー、吹く方も。ま、そういうこともあるさ(笑)。
次の「白い雲のように」に入る前には、「ちょっと次もハーモニカ要るんで、取ってきますんで。ちゃんと確認します」と、複数のハーモニカを指差してバッチリ確認。尚之「そうね、指差し確認は国鉄時代からだもんね(笑)」。こんな場面も、興奮と感動のライブシーンに加え、ほっこりと胸に残ったりするものですよね。

2日目のアンコールでは、特別なシーンが。「今日はスペシャルアンコール。私たちの恩師、チェッカーズの恩師、芹澤廣明先生と売野雅勇先生がいらっしゃっているので」という言葉とともに、「Song for U.S.A.」を披露。40周年を迎えた藤井兄弟、一時代を創り上げた先生方へのリスペクトと感謝を、ステージから心を込めて届けたのでした。

あらためて、「40th Anniversary Tour」にご来場いただいた皆さま、応援し続けてくださった皆さま、本当にありがとうございました!

*これまでの「40th Anniversary Tour」特集はこちら
 特集1(2023年9月)特集2(2023年12月)特集3(2024年3月)