アンコールに応えて再びステージへ。ここで披露されたのは、なんと歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」。プッチーニの曲にフミヤが詩を書き下ろすという、時空を超えたコラボ。これが圧巻！ 力強い歌声はもちろん、作品としてあまりにも完成度が高く、歌い終えると割れんばかりの拍手が起きた。そしてコンサートを締めくくったのは「ALIVE」。安定の人気曲だが、定番だからこそアレンジや楽器編成で表情が変わる楽しさを堪能できた。
会場はスタンディングオベーション。カーテンコールに応えて登場し、笑顔で手を振るフミヤ。西本さんとのタッグによるポップス×クラシックの挑戦は、きっとこれからも更新されていくだろう。また、この贅沢な音空間に浸れる日に期待したい。
【SET LIST】
第１部：Overture～Another Orion～／君が僕を想う夜／フラワー／TRUE LOVE／鎮守の里／今、君に言っておこう／トワイライト／夜明けの街／Tonight
第２部：「アルルの女」より「ファランドール」／Snow Crystal／消えないキャンドル／ラブレター／Another Orion／わらの犬／愚か者の詩／夜明けのブレス
ENCORE：「誰も寝てはならぬ」（歌劇「トゥーランドット」より 作詞：藤井フミヤ）／ALIVE
2020.2.5 東京芸術劇場コンサートホール