Fumiya Fujii Concert Tour 2020-2021 ACTION     SPECIAL ISSUE #1

コロナ禍で、むしろ一歩前へ

F:年内は渋公まで15本、予定通りいけば全30本ぐらい。今思えば、年をまたいで来年までのツアースケジュールを設定していたこともよかった。昔は俺、あんまりツアーを年始に持ち越したくないという気持ちがあったんだよ。なぜなら年末はクリスマスとかカウントダウンという区切りがあったから、次の年までやるのは違うなと思ってて。でも今は別にそういうこだわりもなく、スタッフにどうするか聞かれて「来年までやっても、まったく問題ないよ」ということでスケジュールを決めていた。その結果、こうやってコロナ禍でも徐々にツアーを進めていけるのは、よかった。内容も、コロナがなければ普通に「フジイロック」をしていたはずで、チェッカーズ曲をこんな風に入れることはなかった。そうしたら芹澤さんと再会してたかどうかも分からないしね。人生いろんなことが起きるから、今こそ過去の曲も聞かせてあげたいという気持ちからアクションした。結果的に、藤井フミヤが新しい武器を増やせた、という感じでもある。つまり、いろんな要素が俺の心を動かして、その変化が全部いい方向に繋がったんだよ。コロナ禍の状況によって、むしろ一歩前に進めたとも言える。とはいえ、ツアーはまだ、ようやく動き出したなという段階。年末も来年も、引き続きACTIONを頑張っていくよ!

※インタビュー以降に内容、また新型コロナウイルスに関する情勢や見解に変更が生じている場合があります。ご了承ください。

ステージへ向かう
歌うフミヤ
ハロウィンなのでネズミの耳をつけて登場
終演後会場に手を振る