F’s RECIPE 第27回 ー 幸せ丼

幸せ丼

フミヤ自身による簡単で美味しいレシピをご紹介する、お料理コーナー「F’s RECIPE」。
「最初から何を作ると決めるのではなく、旬の食材や、手元にある食材で作るプロセスをレシピにしてみた。行き当たりばったりレシピ!」という、まさに料理上手なフミヤならではのコーナー。
ぜひ、あなたも作ってみてくださいね!

『幸せ丼』

幸せ丼

<材料>

吉野家の牛丼の具:1袋
玉ねぎ:1/3個
出汁醤油、砂糖:少々
卵:1個
紅生姜:適量

うちの事務所の社員たちは、毎年誕生日プレゼントをくれる。私へのプレゼントはなかなか難しいらしい。そんなに物を欲しがらないし、ある程度いろいろ持っているし。過去の数年間はクロムハーツのパンツを貰っていた。私のパンツはクロムハーツの黒ブリーフなのです。でもそろそろパンツばかりも芸がないと思ったのだろう。2年前から違うものを貰うようになった。マネージャーが、私が喜びそうな物を日頃の行動から考えたらしい。

そのプレゼントは!ジャ~ン!吉野家の牛丼の具10袋セットなり!いやぁ~よく考えた。実に嬉しいプレゼントである。時々無性に食べたくなって、たまに一人でフラリと吉野家へ行くという私の丼癖をマネージャーは知っている。この取り寄せの吉野家、家族にも結構人気で、うかうかしてると「あれっ!もうないじゃん!」そういう事が起きる。個人的にではあるが、牛丼だけはどんな高価な牛丼よりも吉野家が旨いと思う。あの薄っぺらい牛肉を甘く煮たあの具じゃないと牛丼という感じがしない。今後の人生も牛丼を食べたい時は吉野家でいい。

さて!この吉野家の牛丼の具だが、私の場合は普通にそのまま食べない。玉ねぎを足すのだ。吉野家で食べてる時も「もっと玉ねぎが食べたいなぁ」と私は常に思う。実は肉よりも玉ねぎの方が好きなのかもしれない。まず小さめのフライパンに具を入れ、玉ねぎ(細切り&レンジでチンしたもの)と一緒に煮る。玉ねぎを生の状態から煮ると時間がかかり、出汁が煮詰まるからだ。それでも湯を少しずつ足しながら、玉ねぎがしんなりするまで煮る。もし、味が薄くなったら出汁醤油や砂糖を少々足す。そんなことしたら吉野家の味が台無しじゃないか!いやいやそんなに極端に変わりゃしない。それを丼飯の上にのせて、溶いた生卵をかけて紅生姜をのせて食べる。完璧!私にとっては、思う存分あの味の玉ねぎが食べられる、なんとも幸せな【玉ねぎ多めの吉野家の牛丼】になるのだ。FFM社員たちよ、幸せなプレゼントをありがとう!