ACTIONツアー特集

Fumiya Fujii Concert Tour 2020-2021 ACTION SPECIAL ISSUE #3

3号連続のACTIONツアー特集。今回は、ライブ感そのままの写真をたっぷりご堪能ください。
併せて、「今だからこそ、心が盛り上がるコンサートを」というフミヤの想いを
一丸となって形にしている、スタッフからのコメントもお届けします。
ツアーはまだ続きます。これから各地でご覧になる方は、どうぞ、引き続きお楽しみに。
また、今回はツアーには参加できないという方も、その選択自体がひとつのACTION。
フミヤとつながる気持ちは一緒です。

<SET LIST>BET / TOKYO CONNECTION / UPSIDE DOWN / Style / この空の真下で / Rolling my Stone / 100Vのペンギン / 星屑のステージ / ジュリアに傷心 / WANDERER / I Love you, SAYONARA / ティーンネイジ・ドリーマー / TRUE LOVE / ALIVE / WE ARE ミーハー / GIRIGIRIナイト / NANA / ギザギザハートの子守唄 / 涙のリクエスト / 言葉しかない Love Song / エンジェル

★会報誌面未掲載のライブ写真を「LIVE PHOTO ALBUM 2」にてご堪能ください!

ACTIONのバンドメンバーやスタッフは、未曾有のコロナ禍をフミヤとともに乗り越えて前進している大切な仲間。
その責任感と信頼関係があるからこそ、無事に開催してくることができたとも言えます。

バンドマスターの大島さんを中心に、音楽を楽しむ雰囲気が溢れているACTIONバンド。メンバーはアーティスト本人との接点が多く(接触はしないのですが)、ステージではマスクもできません。他のアーティストさんの現場も含め、感染予防には相当神経を使われています。 なお、公演スケジュールの変更に伴い、ギターの真壁陽平さんが沢頭たかしさんに、キーボードの松本ジュンさんがSUNNYさんに途中交代となりました。

真壁さん、ジュンさんのラストとなった4/11中野サンプラザ公演。
終演後の楽屋で、フミヤと3ショット&一言コメントをいただきました。

真壁さん「ありがとうございました! すごくいいツアーでした。まさか最終日まで完走できず途中で離れることになるなんて思っていなかったので、とても悔いが残るんですけど、またぜひフミヤさんや皆さんとご一緒できれば嬉しいです。引き続き最終日まで、皆さんの旅のご無事を祈っています!」

ジュンさん「今回は初参加で最若手だったので、最初は不安もありました。僕は『TRUE LOVE』の93年生まれなんですよ(笑)。でも、フミヤさんがすごくナチュラルな空気で受け入れてくださり、のびのびやらせていただけて、すごく楽しかったです! 途中離脱しなくてはいけないのが本当に残念ですが、ぜひまたご一緒できることを願っています」

ツアースタッフは、監督はじめ長年フミヤを支えてくださっている方がほとんど。初日の大阪では、ようやくリアルでライブが開催できる喜びに、誰もが感極まり込み上げるものがありました。今回はスタッフの中から、ACTIONツアーで感じていることやFFへのメッセージをいただきました。1本でも多くのステージが、皆さんに届くことを祈りつつ。旅は続きます。

▶舞台監督・中尾氏
ライブが再開できたことで音楽の力を感じていますし、歓声は聞こえないけれど、お客さんの熱が伝わってきます。今回は感染対策徹底など普段と違う状況ですが、会場ではもちろん公演先での過ごし方も含めて、スタッフみんなで気をつけています。1年過ぎた今、それが当たり前になりつつも慣れにはならないよう注意しています。お客さんには、フミヤの歌とメッセージを受け取って心の免疫を上げていただきたいですね。この状況はまだしばらく続きそうですが、ファンの皆さんも一緒に頑張っていきましょう。ちなみに僕は85年から一緒にやってきて、もう藤井フミヤが自分の人生とも言えるほどです。フミヤは35年間、本当に変わらない。長い付き合いのスタッフが多いのも、やっぱり人柄だと思います。フミヤがさりげなく偉いなと僕が思うのは、例えばホールの知らない人にも「よろしくお願いします」とちゃんと挨拶する。こういうの、意外と当たり前のことじゃないんですよ。長く一緒にやれて嬉しいアーティストです。

▶照明・鈴木氏
素直にフミヤさんの曲と感性のイメージを構成して、僕も楽しんで表現しました。フミヤさんと、ツアータイトルの「ACTION」の色の変化が見どころです。今できるACTIONを!

▶ディレクター・倉中氏
どうしても職業的にそういう見方をしてしまうんですが、やはりチェッカーズ初期の曲は伝説になるだけのすごい作品だなと再認識しています。例えば「星屑のステージ」のAメロなんて、他の人が普通に歌うと演歌みたいになってしまうところ、フミヤが歌うとエロいロックンロールになる。これは芹澤さんと売野さんが、藤井郁弥というボーカリストを徹底的に狙い撃ちして詞曲でプロデュースされたから。素晴らしいクリエイターによる完璧なお仕事に感服します。それが種として播かれ、バンドがヒットしていくわけですが、もちろん作品に呼応し、それ以上に花開いていったフミヤも凄い。当時生まれた奇跡のケミストリーを、今あらためて感じています。しかも今回、コロナでなければこの選曲はなかった。いろんなエネルギーや巡り合わせがあり、クサい言い方になるけれど、今だからこその「縁」を感じずにはいられません。まだコロナはどうなっていくか分かりませんが、今回のツアーは、すごくいいひと時。そう言えます。

▶マネージャー
コロナ禍の一年で、フミヤは自ら発信したい・届けたいという気持ちがより強くなったように思います。YouTubeで配信した自宅での弾き語りも、自ら撮って送ってきましたし、テレビや配信イベントにも積極的に参加し、comu comuでも発信し続けています。今回のツアーは、そんなフミヤが「心を盛り上げたい」ととったACTIONを、スタッフみんなで支え、ファンの皆さんに届ける。そんな気持ちでやっています。スタッフやバンドメンバー全員が、責任感と緊張感を持ってやってくださっていることに感謝です。毎公演、無事に終わるとホッとしますが、同時に「今日が最後の公演になるかもしれない」という危機感もあります。延期や中止の判断は厳しいものがあり、延期できればまだいいのですが、新日程だと来られなくなってしまう方もいます。また、そもそもライブ参加自体を自粛しなくてはいけない方々のことを思うと胸が痛みます。こんな時だからこそ、エンターテインメントの大切さを信じています。会場でも配信の画面越しでも、フミヤの歌で元気になったり心が癒されたりしてくだされば嬉しく思います。客席の皆さんの表情を見るのが好きで、笑顔があったり涙されていたり、マスク越しでも伝わってきます。フミヤとファンの皆さんの関係は、両想いの一言! お互いに温かく包んでいる印象です。フミヤの魅力は真面目さと危うさの両面だと思いますし、毎回ツアーコンセプトを変えて皆さんに楽しんでいただこうという姿勢もまたフミヤらしさです。その最高のパフォーマンスをお届けするため引き続きサポートし、無事に最終日を迎えられた時に、みんなで心底喜びたいと思います。

▶会報編集スタッフ
自粛ムードの中でフミヤも迷い悩んだでしょうが、大勢のスタッフとともに船を出すことを決めました。ひとえに、届けたい人=ファンの存在があるからこそです。「タイトルはACTIONにした」と聞かされた瞬間から最高のステージになることは見えていましたが、蓋を開けてみれば予想以上! フミヤとファンの強い絆が、ステージのエネルギーを最大限に上げていたのです。きっと数年後にコロナ禍のことを振り返れば、不安や我慢の時期だったというイメージが強いことでしょう。でも私たちは、そこにACTIONツアーという宝物のような記憶を持っているのが強い。皆さんが、まず参加するかどうかで悩んだであろうこと。緊張して会場へ向かった気持ち。あるいは配信画面でもドキドキと一体感を味わえたこと。久しぶりに生のフミヤが現れた瞬間の嬉しさ。まさかのイントロに涙溢れたこと。久しぶりに踊ったこと。声が出せなくて光り物を必死に振った腕の、心地よい疲労感。仲間とライブ後に盛り上がりたいのを我慢し、エアーでハイタッチして別れたこと…。そんな皆さんを会場で見ていて、本当によく来てくださった、楽しんでいただけてよかった、また明日からもお互い気をつけて頑張っていきましょうねと、心の中で語りかけています(謎なテレパシーが届いていたらすみません)。会報の役割のひとつは、こうしたライブという「瞬間」を記録として「永遠」に留めることでもあります。Web化で、さらにその価値を感じていただける会報でありたいと思います。さあ、“夜明けが近い”ことを信じて進んでいきましょう!!

★ご感想お待ちしています★
本誌ツアー特集のご感想やライブの感想は、ぜひFF MEMBER’S VOICE宛にお送りください。次号以降のWeb会報でご紹介させていただく可能性があります。