ACTIONツアー特集 4 パシフィコ横浜7/10

Fumiya Fujii Concert Tour 2020-2021 ACTION
SPECIAL ISSUE #4

本当にありがとう!みんなと一緒に作ったツアーでした

2021年8月、ついにACTIONツアーが幕を下ろした。
7月10日が、一般発売されたACTIONツアーの公式な最終日。とはいえインタビューでもフミヤが語っているように、フミヤとFFメンバーにとって真の意味での着地点は、バースデーライブでもある7月11日だったと言える。
さらに追加で「One more ACTION」と題し開催された大阪城ホール公演も、参加した人にとってはツアーを締めくくる着地日となったはず。
今回は、そんな3公演のライブ写真とMCの抜粋、FFメンバーからのツアー感想をお届けしよう。
あなたがフミヤとともに作ってきたACTIONツアー、4号に及ぶ特集の締めくくりとして、たっぷりどうぞ。

●2021.7.10 パシフィコ横浜

横浜2DAYS、1日目。これが一般発売を含む公式なツアースケジュールの最終日だ。衣装は黒いスーツに、スカーフタイプのネクタイでひらりと魅了する。MCにも、ツアー終了への万感の思いが溢れる。

「コロナ禍の中を、よくぞいらっしゃいました。ま、お座りください。今日は一応、このACTIONツアー最終日となっております。始まったのが10月31日。本当はとっくに終わるはずだったんですけどね。中止とか延期とかの連続で。多いところは2回ぐらい場所や日付が変わって。今日もですが、よくチケットをキープしていただきました。ありがとうございました。残念ながら日程が合わなくて来られなかった人は、そのチケットを買って今日来られた方もいるので、それはそれで。この会館はどんなレストランより、どんな乗り物より広い。空調もばっちり。皆さんもルールを守ってる。今日はゆっくり最後まで楽しんで帰ってほしいと思います!」

「生の配信があるせいか、しゃべりがちょっと固いですね。レスポンスがないとしゃべりにくいんだよ。つまんない講義の先生みたいでさ。コンサートで声出しちゃダメって、すごい世界だよね。シュールだよ(笑)。でも、皆さんがルールを守ってくれるから最後までできました。本当にありがとうございました。でも来年ぐらいのライブは大騒ぎしましょうね、ほんとにね。(拍手)あれが普通のことだったんだけど」

「ずいぶん長く歌わせていただいております。昭和・平成・令和、3つの時代をまたいで。時代的に言うとデビューはレコードとカセットテープですからね。でも、やってることは全然変わらない。それを見に来てくださる皆さんも、変わらない。世の中いろんなものが変わっていきますけど、変わらない心や変わらない好きなものは、変わらないで行こう! Yeah! それでは超アナログな曲を皆さんにプレゼントしたいと思います」サックスの音色に乗せて「久しぶりに会ったけど何も変わらないな」と、「涙のリクエスト」へ。
「ダイヤルの前は、手紙だった。恋愛には通信機能が必要です。昔の人は恋文を書いて。俺だって中学校ぐらいの時ラブレター書いたことあるし、交換日記とかして。サンリオの帳面とかで。(会場:笑)そのあと電話。家の電話ですよ。長電話してると、おふくろからえらい怒鳴られた。『毎日学校で会いよろうが! なんばそげん話すことがあるとか!』って(笑)」

ラスト「エンジェル」を歌い終えて手を広げ、にっこり笑う。人差し指を立てて「お、わ、り(笑)。今日はありがとうございました! ACTIONツアー、今日が迎えられたことを、本当に感謝したいと思います。またお会いしましょう。またと言わず何度も何度も。今年は後半にもうひとつツアーをやる予定です。次はちょっと静かなコンサート、十音楽団またやります。そん時また来てください。長いツアーでしたけど、最後まで延期・延期・中止とかありましたが、本当に本っ当〜に、みんなのおかげです。ありがとう!」

<2021.7.10 SET LIST>
BET/TOKYO CONNECTION/UPSIDE DOWN/Style/この空の真下で/Rolling my Stone/100Vのペンギン/星屑のステージ/ジュリアに傷心/WANDERER/I Love you, SAYONARA/ティーンネイジ・ドリーマー/Another Orion/TRUE LOVE/ALIVE/WE ARE ミーハー/GIRIGIRIナイト/NANA/ギザギザハートの子守唄
ENCORE:涙のリクエスト/言葉しかない Love Song/エンジェル