RED PARTY SPECIAL ISSUE/BACK STAGEレポート

FUMIYA FUJII 60th BIRTHDAY RED PARTY SPECIAL ISSUE

リハーサル&ゲネプロ BACK STAGEレポート

最高の形で幕を下ろした“RED PARTY”。
あの舞台を作り上げるためには、多くのプロフェッショナルなスタッフの尽力がありました。
フミヤ自身も事前に何度もミーティングを重ね、リハーサルやゲネプロ、そして当日のリハーサルを経て、本番を迎えます。
一日限りの特別なライブ、その舞台裏をお届け。

●リハーサルスタジオ

フミヤが、バンマスの大島賢治さんやディレクターらと相談しながらセットリストを決定。スタジオでリハーサルを重ねます。実際に演奏しながら、曲と曲の繋ぎ方やステージでの動きを確認。ポップアップで登場するタイミング、楽器の持ち替えなども細かくチェック。各自が本番を明確にイメージしながら、全体と個々の役割を併せて確認していきます。
「 未完成タワー」は、ありありと武道館の景色が浮かぶ感じ。フミヤ自身も「これはもう武道館で歌うために作ったから、バッチリ!」とスタンバイOK。

藤井兄弟が並ぶ姿には、やはり嬉しくなります。本番でファンの皆さんの喜ぶ顔が浮かぶようなセットリスト。
尚之氏は今回、冒頭からの登場ではないため、それまでは脇でスタンバイ。監督がスタンバイや登場のタイミングを伝え、その通りに定位置へ向かいます。

●ゲネプロ

本番通りに行う最終リハーサル、ゲネプロ。広い会場にて本番とまったく同じステージを組んで行われます。今回は照明やレーザーに加え、ステージの床に映像が映し出される演出。その分、フミヤの立ち位置や動き方も重要になってきます。たった一度の本番。歌は身体に入っているとはいえ、360度の観客に気を配りつつ、歌のどこでどう動くか、次の曲の頭ではどこにいるべきか、など常に意識しながら、しかも心を込めて歌うわけです。もちろんフミヤが大ベテランだと分かってはいるものの、あらためてその神業ぶりに驚かずにいられません。

   彩り豊かな照明、繊細な表現ができるレーザー、
   そして曲の世界を広げる映像。
   今回はステージ演出がかなり見応えあり。


音作り、照明、レーザー、映像、楽器回り ……コンサートは毎回、多くのチームからなる一大プロジェクトです。入念なチェックで万全を期し、ゲネプロの後も当日まで微調整が続きます。
コロナ禍であり猛暑の季節だけに、タイムスケジュール表には「各セクションごと、三密と熱中症に注意して、随時、休憩をとってください」の文字。出演者だけでなく、スタッフの皆さんにも体調管理や感染予防対策にご協力いただき、無事に当日を迎えることができました。

●武道館 当日リハーサル&楽屋

いよいよ当日。独特の緊張感と、お祭りが始まる高揚感が満ちています。実際の会場でのリハーサルはこの日だけ。当然、音の響き方なども変わるので、ここで最終調整が行われます。

 リハーサル中、アリーナに降りてバンドの音を聴いていた尚之氏。
 座席に配布された紙飛行機を見つけ、「すごいね、これ折ってくれたんだ。絶対、紙で手の脂がなくなる作業だよね。カッサカサになるやつだよね」と、バイトさんたちの作業を労っていました。

暗幕の向こうがステージ。まるで聖域へと続く神社の鳥居のよう。

●楽屋〜本番直前

リハーサルも終わり、楽屋へ。開場とともに席が埋まっていき、フミヤやバンドメンバーは衣装に着替えてスタンバイ。
開演直前になると、あちこちで「よろしくお願いします!」の声が飛び交い、各自が持ち場へ向かいます。緊張感が高まりつつも、やはりコンサートは楽しさを届ける場。フミヤと周りのスタッフやバンドメンバーには、笑顔があります。

本編ラストでアリーナに降り注いだ金銀のテープ。FFマークと日付、ライブタイトルがプリントされています。GETできた方はラッキー! あとで1階・2階席のF友さんとシェアする方も多かったようです。