CONCERT TOUR 2023 Special LoveSong SPECIAL ISSUE #1
2月に大阪で幕を開けたSpecial LoveSongツアー。
今回の第1弾特集では、楽屋周りや「FFゲネプロ見学」の様子をレポート。
さらに音楽監督の佐橋佳幸さんのコメントは、より深くツアーを楽しめるヒントに!
●大阪2DAYS リハーサル&初日BACKSTAGEレポート
初日は、長い時間をかけて創り上げてきた内容が、観客・会場と合わさることで形となる日。
バンド時代からファンの多い大阪は、フミヤにとっても大切な土地。
ラブソングを携えた全国ツアーが、ここから始まります。
【リハーサル】
事前のリハーサルやゲネプロを経て、ついに迎えた初日。当日のリハーサルでも最終調整が入ります。
フミヤ「今さらだけど、この曲は、入る時に俺が合図した方が楽器も入りやすいよね?」
佐橋さん「たしかにそうだね。キーボードやギターが助かる。なんてミュージシャン思いの歌い手なんだ!(笑)」
初日の緊張感がありつつも、いい雰囲気で進むリハーサル。フミヤはステージから客席に降りて音をチェックしたりも。
ドラムの屋敷豪太さんと、リハーサルを終えて楽屋へ。
豪太さん「フェスはサイズ感も雰囲気もいいよね。歌う方も歌いやすいんじゃない?」
フミヤ「そうだね。やっぱりフェスは歌いやすいよ」
長年に渡る仲の良さは、後ろ姿からも感じられます。
初日は節分。ケータリングエリアには恵方巻の差し入れも!
【ライブ本番】
久しぶりの大歓声に迎えられてのステージ。ちょうどツアー開始直前に、イベントでの歓声が解禁となりました。盛り上がる会場を眺めながら、フミヤも思わず笑顔に。今回は、アルバム『水色と空色』にリンクした青いサイリュウムが客席を彩ります。
たっぷりラブソングを歌い上げ、大阪初日は大大大成功! ツアーは最高のスタートを切り、全国へ。
●大阪2DAYSを終えて
大阪初日・二日目を終え、楽屋に戻ったばかりのフミヤに一言もらいました。
F:出来過ぎなほどうまくいった初日に始まって、二日間ともクオリティの高い大阪だったな。やっぱり客席の歓声があるのは違うね。歓声に迎えられてステージに出るのが本来の状態だから、やっと元に戻った感覚。まだマスクはしていても、声があると反応が分かりやすいし、こっちも客席を見て「おう!」と応えるような感じで気持ちが楽になるんだよ。ライブ後の感想を見ていても、すごく感触がいい。これから各地でライブに来てくれた人たちが、「ライブ行ってきた」と感想をSNSや口コミで広げてくれると嬉しい。それだけのものを用意しているからね。とにかく、次に繋がるいい大阪初日だった。ここからも頑張っていくよ!
●音楽監督 佐橋佳幸さんコメント
大阪でスタートしたSpecial LoveSongツアーは、7・8本目にして関東最初の公演となった昭和女子大学人見記念講堂へ。
楽屋にて、音楽監督の佐橋さんより一言いただきました。
今回はニューアルバムのツアーということで、過去の作品もニューアルバムの雰囲気に寄せて、全体がひとつの色になるように仕上げました。皆さん聴いていて、普通に『あ、あの曲だ』と思うかもしれませんが、実はライブの流れの中で急に世界が変わらないように、いろいろなことを考えてアレンジされています。そういうことを考える作業も含め、とても楽しくやらせてもらっています。僕は音楽監督として、毎回、前公演の音源を聴いて少しずつ修正したりと、その辺りをまめにやっています。バンドは、お客さんには分かりづらい・気付かれないであろう細かいところまで、一音一音気を付けて演奏をしています。今回のバンドのキャスティングは大成功だったと思いますね。みんな楽しそうに弾いてますけど、ものすごく技術を必要とすることをやってるんですよ(笑)。僕がここをこうしようと言うと、すぐ理解して応えてくれる、すごい技量のある人たちです。ライブでは、オリジナルのCD音源そのままの音を鳴らすのではなく、バンドメンバーそれぞれのキャラクターも生かせるように考えています。それが公演を重ねるごとに、ひとつになってきている印象はありますね。例えば久々に参加の柴っちゃん(Key.柴田俊文氏)は、ピアノから始まる曲も多いのでなかなか大変だと思うんだけど、毎回見事にやってくれています。引き続き、皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります!