Special LoveSong ツアー特集2

CONCERT TOUR 2023 Special LoveSong SPECIAL ISSUE #2

LIVE REPORT

この年になっても、初めて手を繋いだらドキドキするよね

LIVE REPORT in 中野サンプラザ(2023.4.28

2月から5月に渡り、各地で大好評を博したSpecial LoveSongツアーが、ついに終了。
ツアー特集第2弾の今回は、終盤に行われた中野サンプラザ公演1日目の様子をレポート。
1973年開業の中野サンプラザは、フミヤ自身もバンド時代からステージに立ってきた想い入れのある会場だが、地域再開発に伴い7月で閉館となる。
ライブの記憶、そして歴史ある会場の記録として、ここに留めておこう。

SEが流れる場内。普段なら暗転してから開演となるところ、今回は場内丸ごと明るいままのステージに、バンドメンバーとフミヤが登場。キャーッと熱を帯びた大歓声がステージを包み込む。中央に立ったフミヤは笑顔で数秒間そのエネルギーを受け止め、一礼してから「始めようか」と曲へ。

オープニングは「So young」。イントロから手拍子が揃う。明るさによってステージと客席の境目がなくなることで、野外フェスのような一体感だ。フミヤはハンドマイクでステージ左右へ。衣装はスーツにリボンタイのシャツと、大人のラブソングにぴったりのムードだ。ステージを見つめる観客も、マスクの下の笑顔が隠しきれない。この3年半で制限されてきたものを取り戻すように、お互いの存在を確かめ合う。続く「今さらI want you」は明るいままイントロに入り、歌い出しで暗転、一瞬でいつものステージ照明に切り替わる。同時に、客席の青いサイリュウムが浮き上がった。

「Moonlight magic」では、心地よいドラムのリズムに身体を委ねる。ステージを照らす薄青色とサイリュウムがひとつに繋がり、水面のように揺れる。繊細なフルートの高音は月光のよう。今夜、会場を出て目にするのはどんな月だろうか。
曲間での掛け声や隣席との会話も、ようやく戻ってきた今回のツアー。MCに入る前から、フミヤを呼ぶ声がひっきりなしに上がる。フミヤは笑いながらマイクに向かった。

F:はいはいはい(笑)。Yeah! ようこそ、中野サンプラザへ。サンプラも今回のツアーが最後。ようこそ、Special LoveSongへ!(拍手)今日は新しいアルバム『水色と空色』を中心に、いろんなラブソングで綴っていきたいと思います。今日は(客席を指差しながら)あなたのために、あなたのために、あなたのために、たくさんラブソング歌うんで。「自分のためにフミヤは歌っている」と大いに勘違いして帰ってほしいなと(笑)。次の曲は「手のなるほうへ」。私が手を打ちますから、打った方向へ目を閉じて来てください。

パンと手を打ち鳴らし、暗転。チェロの前奏とともに、ステージには1本の木と街灯がふっと姿を現した。段差のあるステージにバンドメンバーが構え、中央の階段が空間に立体感を生んでいる。優しさがじんわりと染み出す歌声と歌詞。続く「君の隣に」は、見守り寄り添うラブソング。紫と緑の淡い照明も相まって、肩を抱くように包み込んでくれる。こんな優しい男友達がいてくれたら、それはもう……と思いつつも、歌詞の二人がどうなるのかイメージを掻き立てられる。「IF」では、ピアノにスポットライト。間奏のフルートを聴きながら、歌詞を噛み締める。もし「戻るなら」あなたの「あの時」はいつだろうか? フミヤは想いを込めて、歌を客席と空に届けたのだった。
フミヤがギターを構え、生声のカウントから「TRUE LOVE」。1993年のリリースから30年、すでに日本を代表するラブソングとなって久しいが、色褪せることなく、むしろ聴くタイミングや年齢によって味わいが深まる。王道の三つ星ラブソングを丁寧に歌い上げたフミヤに、想いのこもった拍手が送られた。

F:Yeah!なんでみんな立ってるんだろうと思ったら、さっき俺が言うの忘れてたんだな(笑)。どうぞお座りください。座って聴くコーナーだったね(笑)。でもまあ、俺らも立ってやってるからね。さて、ここでメンバー紹介をします。今回のSpecial LoveSongバンド、6名で完全生演奏でお送りしております。指と口と足を使って演奏。肉体労働です。時給はまあまあ高いです(笑)。いぶし銀な感じで平均年齢は高めですけど、俺も含めね。(カッコいい!)そうか? 男はね、60代からだぞ!(笑)(拍手)

ギターの田口慎二さんから始まり、キーボード柴田俊文さん、ドラム屋敷豪太さん、ベースの渡辺等さん、キーボード&管楽器の大島俊一さんを紹介。最後はギターの佐橋佳幸さんを飛ばして「以上のメンバーでお送りします」で、佐橋さんがずっこけてマイクに頭をぶつけるのがお約束。ゴン!と毎回すごい音がして、フミヤが「大丈夫?マイク」と言う通り、ツアー中に1本潰して2本目のマイクだとか?!

F:佐橋くんも東京出身なんで、ここ(中野サンプラザ)には何度も来てる?
佐橋さん(以下S):100回以上はライブを観に来てますね。外国のアーティストとか、昔よくここでやってたんで。昔は東京の会場というと、ここと渋谷公会堂ぐらいじゃないですか。あとは武道館になっちゃう。
F:チェッカーズも、最初のツアーあたりでやってた記憶があります。
S:ところで、僕の役職がまだ……。
F:あっ、ただのおしゃべりなおじさんじゃない? バンマス、リーダー、音楽監督。佐橋佳幸!(拍手)
S:久しぶりだなと思ってたら、今回なんと12年ぶりに一緒にやるということで。12年つったらねぇ。
F:皆さん、自分の年齢から12引いてください。ずいぶん経ってるでしょ。小学校入って高校卒業するぐらい。読み書きがようやくできるぐらいから、セックス覚えちゃうぐらい(笑)。
S:今日の前の大阪はWOWOW生中継があって、「不適切な発言だけは控えてください」って、ものっすごい注意されたよね。
F:そう、気を付けた!
S:だからあんまり2時間が記憶にないっていうか、ものすごい負荷がかかった。
F:なんかねー。いつもの面白さが出せなかった感じ。
豪太さん:今日は二人とも解き放たれてるよね!(笑)
F:そうそう。長くなるから今日はこの辺で。
S:でも一個だけ言っておきたいことがあるんだ。キーボードの柴田くんって僕の高校時代からの友達なんだけど、柴っちゃんとやってたバンドでデビューしたのが1983年の9月21日だったんです。
F:ご存知かと思いますが、1983年の9月21日、福岡出身の7人の男の子がバンドでデビューします。その名はチェッカーズ!「ギザギザハートの子守唄」。(拍手)つまり同じデビュー日。長いよ〜。
S:長いよ。12年だって長いのに40年。
F:そろそろ曲いいっすか?
S:そうだ、演奏しに来たんだった。俺、ピンスポットが当たっているとしゃべりが止まらない癖があるんで。じゃあ、おいとましまーす。(電気の紐を引くアクションでスポットライトが消される)
F:二度と点けないでください(笑)。WOWOWが終わった瞬間に、水を得た魚のように……(笑)。次のSpecial LoveSongはですね、始まったばかりの恋愛。まだ喧嘩もしないような、いわゆるキスしたぐらいの感じの、ドキドキするような恋愛の歌を歌います。それでは、ドキドキしてくださいね。

恋の始まりを、フミヤらしいロマンティシズムで描写する「映画みたいに」。うっとりと歌の中の世界へ引き込まれる。松明のようなオレンジ色のライトが8つ灯り、背景が徐々に夜空へと色を変えていく。ラストではマイクを銃に見立て、聴き手のハートを撃ち抜いた。続いて「Wana」。恋の一大事だというのに若々しく微笑ましさも漂う歌詞が、軽やかなピアノとマッチ。GS風なレトロ感の漂うリズムだからこそノリやすい。サビでは指差しポーズをキメる。レインボーカラーのライトが、まるでテーマパークのようなエンタメ感。盛り上がりはそのままに「SEVEN WONDERS」へ。イントロから、ドラムとベースが全身で醸し出すグルーヴ感に痺れる。バンドメンバーは一期一会で、同じ曲でもツアーごとにアレンジや音は微妙に違う。文字通り“LIVE=生”の醍醐味だ。

F:さっきはちょっとドキドキするような恋愛の歌でしたが、次のSpecial LoveSongは、もっとピュアな恋愛の歌になります。無垢。心が真っ白な状態での恋愛の歌です。つまり小学生とかそんな感じ。誰か好きになったでしょ、小学校の時。僕も好きになりましたよ。でも、好きになってもその先に何もないからねー。席替えで隣に来ないかなぁとか、フォークダンスでもうすぐ来るぞ!とか。ドキドキする恋愛はこれからもあるかもしれないけど、無垢っていうのは、なかなか戻りにくいですね。それでは、どんどんピュアな心に私が磨いて差し上げましょう。(両手で丸く包むように)これ、なんだと思う? 君のハート。(歓声)何言っても盛り上がるな、今日は(笑)。それでは、無垢な心に。

ジャケットを脱いでシャツとベスト姿になったフミヤ。ちょっと親密な大人のセクシーさが漂う。「禁じられた約束」は、タンバリンの2つ打ちやリコーダーの音色が郷愁を漂わせる。幼い日に異性を意識しはじめる、ちょっといけないことをしているような独特の気持ちを、あえて引き算のフラットな歌声で描写。別の公演日のMCでは、ここで映画「小さな恋のメロディ」の話をすることもあった。最後は小指を立てて、「指切った」。

ステージ中央から階段へと、1本のライトがレッドカーペットのように道を描く。静かに語りかけるように歌い出したのは「ラブレター」。まるで舞台の台詞のように、フミヤの歌声がストーリーを紡ぐ。歌詞の主人公は少年だが、フミヤの恋愛観や言葉に少なからず影響を受けてきた“あの頃の少女”たちが、客席を埋めている。ピアノとエレキウッドベース、そしてソプラノサックスの魅力が前面に出されたジャジーなアレンジで、まるでジャズクラブにいるような感覚に陥る。

「君の手に初めて触れた日」。右手を差し出し、繋いで歩くようにステージ中央へ。オレンジ色のスポットライトがフミヤとメンバーを照らす。優しいピアノの音色に乗せて、忘れたくない瞬間を、手というモチーフを通じて愛おしく歌う。間奏では「君」を想って天井を見上げ、ラストサビ前では手を広げ、いっぱいの愛を届ける。

F:ピュアな、無垢なハートになりましたか?(拍手)この年になっても、初めて手を繋いだりしたらドキドキするよね。するでしょ? やってみる?(手を差し出し、歓声が起こる)
S:何してんの。繋いでみる? 俺と。(フミヤに手を差し出す)
F:なんでおっさん同士!(笑) さて、次はシングルを歌います。昔は、1年に3枚も4枚も出してたね。最初の「ギザギザハートの子守唄」の時はレコード、ドーナツ盤。ソロになって「TRUE LOVE」は、シングルCDというちっちゃいやつ。今あれ、使い道がないからね。持ってる人〜?(かなりの手が挙がる)おおっ、そんなに持ってんの? はぁー、びっくりしたな。ほとんど持ってるじゃん。昭和〜! いやあれは平成か(笑)。大事になさってくださいね。コースターにでもしてください(笑)。そして最近のシングルは、配信。もう形がない。でも私のファンは形のあるものがいいのか、CDを買ってくれます。シングルを歌うと、いろんな時代の思い出が蘇ってきますね。それではまず最初の曲は、一番新しいシングルを聴いてください。「水色と空色」。

イントロとともに、背景には透き通った8つの水玉がひとつずつ浮かび上がった。フミヤ自身も水色のスポットライトに包まれ、歌い始める。芯があるのに透明感を併せ持つ歌声が、まさに水のように心に染み込んでくる。1コーラス目の水色と2コーラス目の空色とでは、照明が微妙に色を変える。ラストは、片手で空に虹をかけるように歌い終えた。続いて「INSIDE」。歌い出しでは、右手で“喜び”、左手で“悲しみ”を掴み、そっと胸に閉じ込める。フミヤらしい、しなやかで美しい手のパフォーマンス。六角形のライトがステージ床を彩り、ゆっくりと回転する。オレンジ、グリーン、パープルといった色彩が、鮮やかで印象的なシーンを作った。

「DO NOT」は、熱い血の通った凄みのあるボーカルが胸に迫る。間奏ではギター二人がフロントへ並び、王道のロック感。バンドの見せ場を、フミヤは階段上のドラム横から見守る。客席にもライトが注がれ、観客も物語の一部となる。文字通り圧倒的なロックボーカルで歌い切ると、客席からは感に堪えないといった溜息や感嘆が漏れてから拍手が起きたのだった。

「Another Orion」では、今回ならではのメロウなアレンジで名曲を堪能。切ないラブソングを、一つひとつの言葉やちょっとした手の表情を大切に表現しながら歌う。ペダルスチールギターのなめらかな音色が、心の傷を撫でるようにスライドする。ラストは、満点の星が会場全体に広がった。珠玉の名曲が揃ったバラードコーナー全体への拍手が長く続き、フミヤが一礼。

MCでは、中野ネタで盛り上がる。ちなみに豪太さんは今回、中野サンプラザの閉館を惜しむあまり上層階のホテルに宿泊したそう。

F:Special LoveSong、シングルをたくさん聴いていただきました。(拍手)そう言えば今日、商店街の中野サンモールで、ガンガン俺の曲がかかってたって。
豪太さん:俺、商店街歩いたもん。行ったら結構な音量で。
S:たしかにすごい音量だった。明日もですよ。
F:面白い街だね、中野。
S:面白い街ですよね、等さん?
等さん:はい。中野は盆踊りでボン・ジョヴィ踊りますよ。
F:マジで? 盆踊りでボン・ジョヴィ? すごいな。
S:「ぼん」繋がり。
等さん:YouTubeとかで上がってます。 
F:おばあちゃんとかも踊るんだよね?しまいには帯がほどけて「あ〜れ〜」って(笑)。
S:どうしても話がそっち行くよねー、藤井くんの場合。
F:元気なおばあちゃん(笑)。さ、それでは最後は盛り上がるコーナーになります。ずっと座ってもらったんで、ここからはエクササイズです。リズムに合わせて手拍子とか首を振るとか、身体を動かしてください。隣の人に迷惑かけない程度に(笑)。それじゃ盛り上がっていこうぜ! 

イントロからテンションが上がる「魔法の手」。フミヤの歌が、手が、一瞬で会場に魔法をかける。ステージ左右で歓声を浴び、階段で軽やかなステップ。フロアを照らすライトがマーブル状に混ざり合って、床を染める。ベースの小気味良いリズムから、メンバーも客席のクラップを煽って「なんかいいこと」へ。ピンクとイエローのライトに包まれ、フミヤは階段上で歌い始める。フミヤの祈りがポップなお守りソングとなって、客席をひとつにする。

続いて、イントロのクラップ2つが揃って「無限なGrowing up」。枠を壊して空間を拡大させるような上昇感と解放感に、それぞれが翼を広げる。そのままドラムが力強くリズムを刻み、本編ラスト「MY STAR」へ。イントロから待ちきれずジャンプする観客。2曲を並べることで、ラブソングの規模が個人から地球、さらに宇宙へと大きく拡がる。いつも以上に、みんなで新しい夜明けを迎えたような感覚があったのは、コロナ禍をともに越えてきたからかもしれない。誰もが星であり、みんなが見上げる星=スターたるフミヤの真骨頂。ラストは手を広げ「Thank you!」と曲を締めると、拍手を浴びて手を振りながら舞台袖へ。

場内では、「アンコール」の拍手と声が鳴り止まない。声すら出せなかった時期があったぶん、一つひとつがあらためて嬉しく味わい深い。アンコールに応え、フミヤがバンドメンバーを従えて再びステージへ。

ピアノイントロから、「Go the Distance」。壮大なロックバラードで愛と勇気を歌い上げる。今回のツアーで、またひとつ歌声の次元が上がったような印象すら受けるほどだ。ラストは背中から矢を1本抜いて弓につがえ、遠くに射るアクションで締める。ヒーローの旅はこれからも続く。

F:今日はありがとうございました。(拍手)このツアーも、残すところあと4本で終わります。一時はどうなることかと思うこともありましたが、もうちょっとです。本当に、いいツアーでした。まだ終わってませんが(笑)。明日もあるし、名古屋も渋谷もある。皆さんがいる時代には俺はずっと歌ってるんで。いつでもまた。毎日生きてりゃいろんなことがありますが、いろいろあるのが世の中で人生なんで、お互い頑張っていきましょう!(拍手)

ドラムのハイハット4カウントから、ラストナンバー「未完成タワー」。両手を高く上げるフミヤ。イントロから場内のクラップが揃う。コロナ禍にも勇気を与えてくれた自他への応援歌であり、RED PARTYに象徴される武道館ライブのシンボルソングにもなった。ステージ後部に積み上がるブロック状のセットは、タワーを構成するパーツの一つひとつ。完成したものほどつまらないものはない。さらなる未来を積み上げていこうという約束を、最後の一言まで力強く歌で届ける。ラストは再び客席まで明るくなり、「ありがとう!」と後奏を締めくくった。

歌い終えたフミヤとバンドメンバーに、鳴り止まない拍手が送られる。場内にはSE「So young」がかかり、客席はそのまま手拍子を続ける。

F:今日はありがとうございました!(拍手)帰りは気をつけて。商店街で(フミヤの曲が)まだ流れてるかもしれないんで。商店街を踊りながら……ボン・ジョヴィじゃないけど(笑)。バンドのメンバーに大きな拍手を!(拍手)また一緒に遊ぼうぜ! 一丁締め。いよーっ(パン!)ありがとう。今年は後半40周年やるんで、ぜひまた遊びに来てください。じゃあね。また会おう!

ステージから舞台袖へと消えるギリギリまで、フミヤは笑顔で手を振り、別れを惜しんでいた。

Special LoveSongツアーは、コンセプト通り“三つ星ラブソング”の魅力がたっぷり詰まった濃密なステージだった。歌を届ける側と受け取る側が、一方的な矢印ではなく好循環を生んでいる。だからこそフミヤ自身も大きな手応えを感じられ、第二弾の可能性にまで言及しているのだろう。

次なる40周年アニバーサリーツアーを前に、フミヤはまたひとつ、未完成タワーのブロックを積み上げたのだった。

【SET LIST】
So young
今さらI want you
Moonlight magic
手のなるほうへ
君の隣に
IF
TRUE LOVE
映画みたいに
Wana
SEVEN WONDERS
禁じられた約束
ラブレター
君の手に初めて触れた日
水色と空色
INSIDE
DO NOT
Another Orion
魔法の手
なんかいいこと
無限なGrowing up
MY STAR

<ENCORE>
Go the Distance
未完成タワー

【MEMBERS】
Vocal : 藤井フミヤ
Guitar : 佐橋佳幸
Drums : 屋敷豪太
Bass : 渡辺等
Keyboards : 柴田俊文
Keyboards, Sax, Flute, etc. : 大島俊一
Guitar : 田口慎二

※写真は複数公演で撮影されたものとなります。