F’s RECIPE 第41回「小土鍋の一品料理」

「小土鍋の一品料理」

今回は小土鍋がテーマ。
普通の土鍋はたいていの家庭にあるだろうけど、小土鍋=小さいサイズの土鍋はお持ちでしょうか? 土鍋のサイズは号数で表すらしく、我が家の小土鍋は直径約20cmの5号、1人用サイズ。
小土鍋は、調理後に料理を器に移す必要がなく、そのまま食卓に出せるので手間が省けるし、温かいまま出せて便利。鍋なのに大きくないので、普通の食器として棚から取り出せるし、使い勝手がいい。キッチンのガスコンロで調理するから、わざわざカセットコンロをセッティングする必要もない。料理も作れるし、ご飯も炊けるし、鍋焼きうどんや雑炊も。要は、調理した料理をそのまま出せる鍋&器なのです。
毎日の晩ご飯に「もう一品何か欲しいなぁ~」という時、一品を小土鍋で出すと簡単。特に温野菜というか煮野菜がおすすめ。やはり野菜もたくさん食べて欲しい母心、というか父心なのである。

ということで、今回は小土鍋を使った一品料理を。見た目は鍋ですが、あくまでおかずの一品です。

具材は、野菜1種+薄切り豚肉だけ。本格的な鍋だと具が何種類も必要だけれど、これは2種類で十分なので簡単。
作り方は、小土鍋にお湯と市販の出汁袋を1つ入れて出汁を取り、後は、野菜と豚肉を入れて煮たら出来上がり。食べる時はポン酢か、そのまま出汁に味をつけるか。
今回はブロッコリーで作ってみました。野菜は1種類が楽だけど、何種類でも食べたい物をどうぞ! 野菜や具はなんでもOK! 白菜・キャベツ・ほうれん草・クレソン・ブロッコリー・カリフラワー・キノコ・玉ねぎ・大根etc…豆腐もいい。火が通るのに時間がかかる野菜は先に入れたり、物によって切り方を考える。例えば大根ならスライスしたり、白菜の芯は細かく切るなど。
肉は、野菜に脂が絡んで美味しい豚バラ肉がおすすめ。すぐ火が通るので後から入れる。もちろん鶏や牛でもOK。
家族に「もっと食べたい!」と言われたら、おかわりを作るのも簡単。とにかく時間をかけずにパパッと作ろう。

小土鍋は使い慣れてくるといろんなアレンジもできて、毎晩の手料理の強い味方になってくれるので、自分なりに使いこなしてみてください。ぜひお試しあれ!